2019年8月22日(金)
新潟県三条市の永塚製作所は三条市が主催するキッザニア・マイスター・フェスティバル 2019に参加しました。
毎年恒例のキッザニアは、地域の子供達に私たち工場ができる社会貢献の一環として取り組んでいます。
毎年、元気な子供達に私たちも元気をいただいており、スタッフも色んな面で鍛えられてます。
今年は変更点として、小学校低学年(1〜3年生)にして、MAGIP Kid'sの製造体験にした。
また、EIZUKAの刻印部分にマジックで色入れ、シリコンの色とのバランスなど色彩感覚を養う事も取り入れてみました。
午前班15名と午後班10名(5名当日キャンセルが出ました…)が三条市からの特派員という事で、ものづくりの取材を仕事ととして、仕事を終了した後に、キマフという通貨をもらえ提携のお店で使えるプログラムです。
午前班、まず2階の食堂に上がり、取材の仕事の説明、安全注意、工場案内などを工場長から説明を受ける。
まずは緊張して、空気も凍りついています。(どんなアイスブレイクでギャグを言ってもシーンって感じです)
真剣な面持ちで、工場長の話に聞き入ってます。
このようなレポートを元に、取材を行う。
その前に、トングを作る職業体験。そして自分たちで作ったトングMAGIP Kid'sで実際のフィールドに出て、ゴミを拾いながら現在のゴミ問題を語りながら環境教育も行います。
まずは、プレス機を動かして、子供達の心を掴みます。(笑)
レジェンド・マイスターは子供達の心を一瞬にして掴みます。
プレス機からプレスされたスコップが出てくるところを興味津々で見つめる子供の目は輝いていますね。
一枚の板が、使った事のあるスコップになってくる過程は、本当に面白いんですね〜
女の子たちも、凄い〜!なんて言ってました。
プレス機の説明
安全装置の説明
金型の説明
と続きます。
いきなり様になっております。
一枚のフラットなステンレス鋼材にフォーミンという形付けます。
ペラペラからしっかりしたトングの形になるのを実体験。
恐る恐るでプレスを踏みます。
EIZUKAのマークに色を入れて行きます。
新たなる試みでしたが、色を選ぶ楽しみと作業で手を動かすのも良いもんです。
オリジナルMAGIP Kid'sはシリコンの色を自分な好きな色で作る事ができます。
色んなMAGIP Kid'sが上手にできました。
ブルーのグリップが多いですが、夏休みに行った海の色だそうです。この時代にシッカリ自然の中で遊ぶ子供たちで安心しました。
フィールドワークショップゴミ拾い体験
早速、自販機脇に捨てられるペットボトル。ペットショップは今ニュースで見る海洋汚染問題で問題になっているプラスチックゴミなんだと説明を。
カラフルなMAGIP Kid'sを作った子供が先導役をかって出てくれました。
プラ片を拾い、ゴミへの関心が生まれ始めてます。
農業用のビニールですね〜
「こんなものもよく拾えるよ〜」と自慢げに駆け寄って来てくれます。
いつの時代も、男の子はミミズやザリガニが大好きで、毎年このようなヤンチャな子供がいてくれるので、ホッとしますが、必ず女子に怒られてます。
生き物なので、田んぼに帰しましたよ〜
ゴミへの関心が深まったところで、時間オーバー。
まだやる〜!という声が多い中、自分たち作ったトングで記念撮影を!
工場に戻って取材の仕事を行い、帰路につきました。
午後班は少し、静かな特派員たちです。
(今のところだけで、慣れると元気いっぱいヤンチャになっていました)
工場に移動するバスに酔った特派員もいて、説明ではソファーで泣きじゃくるというハプニングが実はありました。
実演しながら、子供達の緊張を解すレジェンド・マイスター。
頭の手ぬぐいがチコちゃんだという事に、子供達は鋭く気付いているので、さすがだと関心しておりました。
特派員達は興味津々ですね
プレス機の説明で質問の嵐でした。
あれっ、この特派員は車酔いしていたはずですが、現場に入れば全く酔っていた事も忘れて質問の連発でした。
子供の頃はなんで?なんで?と思ったものです。
それを、間髪入れずに聞くという素直な心を持っていました。
これは社員教育になります。
このメモリはなんですか?
なんの為にあるんですか?
なんでこの色なんですか?
凄い、スタッフは鍛えられます(笑)
安全機を説明して、実体験をしているところです。
間違ってプレス機に手が入ろうとすると、自動でストップする安全機。その体験をしてもらいました。
形をつけると剛性が上がる事を学びました。
最後に、私たちは子供達から多くの事を学びました。
素直な心、何でもない事に興味を持って遠慮なく質問する力、などなど。
毎年、スタッフ含めて元気をいただき、この子たちに素晴らしい思い出作りができた満足感で良い一日になりました。